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2018/08/25
【つらつらノート】 人間 この不思議な存在 ②

                                ☆ 「つらつら」とは、念入りに、つくづく、という意味の言葉です。

 

 情報って、一体何なのでしょう  ? 

 

情報って、一体何なのでしょうね。一体どこからやって来て、何をしようとしているのか。誰それがどうしたとか、何処で何が起きたとか、それが私たちに届いて、それでどうなるのか  ?   そうしてやがて社会を変えてゆくというのか、私たち人間がすこしづつ変わってゆくというのか。時代が変わってゆくというのは、それは情報の伝わり方によるものなのか。もしも、新しい情報が何も入ってこないままでいたら、時代や社会も変わらないものなのか。つまり、社会や時代という大きなものを変えているのは、私たちの間に流れている情報というものの力による現象なのか。 人々が会話したり、テレビを見たり、新聞を読んだり、本を読んだり、そういう事の連鎖が次第に変化の力となって、時には何処かで誰かが情報操作などをしながら、何かを変えるべく情報というものが流れていって、社会や時代や人々の意識の変化が起こっているという事なのか。

そのように考えると、情報というのは、何気ない日常の中で見たり聞いたり話したりしている事であっても、私たちが考えているよりもとても大きな力を持って、いつの間にか私たちの幸福や不幸を支配しているという事なのでしょうか ?

・・・

このように書いてしまうと、情報に支配されているだけのようですが、もしも自分を変えたいのなら、外からの情報に支配されることなく、己の変えたい方向へ情報を操作してみるのも、情報の使い方ですし、自分の裡なる情報を如何に自己流に創ってゆくか、という次第かとも思えます。

 

今世紀になってからというもの、それまで情報の多くを占めていたテレビやラジオ、新聞や書籍の時代は、だんだんと過去の遺物のようなものになり、情報手段のメインはインターネットの時代に変わり、更にネットを通じた小型コンピューター端末器との会話による情報化時代になろうとしています。
このようなネットの世界は、それこそ情報の世界です。世界中のたくさんのコンピューターで繫がった情報があっちからこっちから流れていて、必要な情報を捉えようと、多くの人が端末機器を操作している。文字や数字や図形で表される情報は、しかし流れている時は無形のものです。空中を飛んでいる電波、電話線や光ファイバーの中をどんな情報が流れているかは見えません。情報というのは物質ではない訳ですが、ただ物質の中を通って流れることができる。電波で飛んでくる情報も、それだけでは何も見えないが、物質(テレビやスマホなどの端末機器)を媒体にしてはじめて、それがどのような情報なのか見える形となって現れる。物質に関与してこそ、情報が形になって、そこからいろいろモノ(人の行動や、機械や)を動かすエネルギーとなる。

 

ですから、情報というエネルギーの性質として、物質のある所には、何らかの情報が帯びていると言えるかも知れません。何らかの情報を帯びているから、他の物質に帯びている情報によって多様な変化の連鎖が起こるとも考えられるわけです。

そのようにして考えてみると、花でも、石でも、気に入ったアクセサリーでも、何故か妙に気に入っているものというのは、何らかの形で私たちの意識や気持ちの中にある情報と情報交換をして、私たちの意識を動かし、行動を促しているのかも知れません。

 

時に、何かを無性にしたくなったり、食べたくなったり、何処かへ行きたくなったりするのを思うと、私たちの体を動かしている生命というエネルギーも、確かに何かの情報なのだと思うのです。しかし、何の目的のための情報なのでしょう ?   この情報は、何に使うために私たちに備わっているのでしょう ?   そんなことは誰にも解りませんね。未知なものなのでしょう。けれど、私たちはそれを持っている事実があります。 私たちは、一人一人がある種の複雑で厖大な情報を持っていて、その情報を形にするために肉体という物質を通して様々なエネルギーを代謝させているのではないかしらん … ( 例えば、飛行機を作ったり、絵を描いたり、人を好きになったり…)。

 

肉体がハードウェアで、精神がソフトで、とすると、私たちが持っている記憶の情報やこの意識も、ソフトです。 PC だったら削除すれば記憶は消えますが(コンピューターに詳しい人によっては、削除しても消えるわけではない、という人もおられますが)、私たちの意識…潜在意識にある記憶というのは、埋もれはしても、完全に消去というのは難しいもののようです。
意識を情報として考え、エネルギーとして考えると、物理学の「エネルギー保存の法則」の通りに、不滅なものであるかのように思えますが、エネルギーといっても色々な形態のものがあり( 磁力エネルギー、電気エネルギー、化学エネルギー、重力エネルギー、などなど )、エネルギーであればすべてが保存されるという証明はされていません。しかし、地球が誕生し、生物が存在するようになり、次第に多種多様な生命が育まれ、それぞれの生物がその生と死の連鎖の中で代々受け継がれ進化して来た「遺伝情報」というものを考えると、その情報の保存性の高さを否定することはできないのではなかろうかと思いますし、そもそも身体を作る遺伝情報を動かしているのが、無意識的な身体の働きという解釈であれば、意識や無意識の情報としてのエネルギーというものも、身体の遺伝情報と同じように保存性の高さを有するものであるかと思えるのですが・・・。

 

 


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